はっきりしない検査結果
C1医師おはようございます、岩下さん。先週の金曜日に受けていただいた検査の画像と血液の数値を見直しましたが、どちらとも決めかねる、慎重に受け止めるべき結果でした。
患者金曜日から待っておりましたので、もう少しはっきりしたお話をうかがえると思っておりました、永田先生。
医師そうお考えになるのは当然です。主な数値は28.4で、これはふつうの目安を超えてはいますが、すぐに手を打つべきとされる範囲には届いていません。画像のほうも、濃さの変わった小さな部分が見えるものの、その縁がはっきりしませんので、もとからあって変わらないものなのか、これから動いていくものなのかを見分けるのが難しいのです。
患者では、一月の初めから感じている体のだるさも、それと関わっているということでしょうか。それとも、まったく別の原因なのでしょうか。
医師時期の重なりからは、あり得るとは言えますが、証明されたわけではありません。数値の動きと合わせて、その症状も追っていくのが理にかなっていると思います。六週間後にもう一度検査を組むことができますので、体に負担のかかる手立てへ進む前に、濃さが変わっているかどうかを見ることができます。
患者六週間はずいぶん先に感じます。それまでのあいだに、何かしておいたほうがよいことはありますか。
医師当面は今の暮らしをそのまま保ちながら、力の出方や食欲に変わりがないかを書きとめておくのが賢明です。新しい症状が出てきた場合には、次の予約を待たずに、直接この診療所へご連絡ください。
患者わかりました。次の検査も、同じところで受けられるのでしょうか。移動が少ないほうが助かります。
医師はい、こちらの画像診断の部門で行いますので、よそへ出かけていただく必要はありません。報告書には、二度目の結果でもはっきりしないままであれば、脳神経内科へ紹介することもあり得ると書かれていますが、その段取りは結果しだいです。
患者しばらくは、はっきりしないままでいるほかないのですね。
医師数値がひとつの読み方に定まらないときには、それがいちばん落ち着いた受け止め方であることが多いのです。急いで名前をつけることが、かえって遠回りになることもあります。次の画像がそろいましたら、また一つずつ見直してまいりましょう。