色褪せた肖像

C1

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亡くなった叔母の雑然とした書斎で、遺された古書を整理している最中、浩一は十九世紀の詩集の薄い一冊を手にした。ページの端は黄色く変色していた。二つのソネットの間に、まるで意図的に隠したかのように、小さなセピア色の写真が挟まれていた。写真は三十五歳くらいの女性が、凝った鉄製の門のそばに立っている様子を写したものだった。表情は当時の固い形式的なものではなく、静かな楽しげなものだった。浩一が最も気になったのは、裏面に鉛筆で書かれたわずかなメモだった。「恵子、誤解の前、明治三十年」。叔母がその名前を口にしたことは一度もなかったが、筆跡は祖母の手紙に見られる優雅な字に酷似していた。

興味を引かれた浩一は午後の残りを家族の書簡と照らし合わせることに費やし、ついに恵子が叔母の最も親しい友人だったことを突き止めた。しかし明治三十一年の春、明かされなかった遺産を巡る激しい争いが二人の関係を永久に断ち切っていた。写真は丁寧に保存された端と隠された場所から、叔母が友情が終わった後もその記憶を大切にし続けていたことを示唆していた。

浩一は、この本自体がかつて恵子のものだったのではないかと考えた。表紙の内側にある小さな蔵書票には「恵子 M」という署名と明治二十九年の日付だけが記されており、それは写真より一年早いものだった。この発見は、実現しなかった私的な和解に立ち入ってしまったような奇妙な感覚を浩一に与え、彼はソネットを新鮮な注意を払って読み直し、悔いや残る愛情をほのめかす隠された言及がないか探した。夕方までに写真は中性紙二枚の間に丁寧に置かれていたが、浩一はそれを元の隠し場所に戻すべきか、新たに発見した家族の歴史として額装すべきか決めかねていた。

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1写真の裏面のメモは、何年に撮影されたと記しているか。
2浩一が調べた書簡によると、恵子と叔母の永久的な断絶の原因は何だったか。
3表紙内側の蔵書票に、日付の他に何が書かれているか。
4浩一は写真の女性を何歳くらいと見積もったか。
5浩一の調査によると、恵子と叔母の間の争いはどの季節に起こったか?

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